団地、マンション、アパートなど賃貸の集合住宅で一番気をつけたいことは、やはり音です。テレビ、ラジオ、楽器などをはじめ、料理の際の水の音、トイレの流す音、掃除機など、意外に他の家に響くものです。隣の部屋には聞こえなくても、上下の部屋に響くこともあります。まず、ドアのきしみと閉めたときの響きですが、開け閉めしている当人はさほどではありませんが、この音は他の家にとっては大変気になるものです。
開閉は静かに、きしみには機械油をさしてみると良いでしょう。深夜には風呂や水道の水でやたらに排水の音をさせない配慮は必要です。また、並んで建っている賃貸の団地などでは、音は向き合っている向かい側の棟に大きく聞こえることが多いので、窓を開け放した夏の夜の声高な話などは注意します。賃貸の集合住宅では、音とニオイに気をつければ、つき合いのうえで問題の半分は解決できると言われるほどですから、くれぐれも注意をしたいものです。
洗濯物を干すときは、まずしずくに気をつけます。下の階で干している布団を濡らしてしまったというケースは多いものです。階上で干すので、洗濯物は風で飛ばされないように、しっかり留めます。干した布団をたたくときの音やホコリは、よその家にとっては気になるものですから、周囲に気をつけるようにします。
また、ベランダに植木鉢を並べるのは、緑の潤いがあっていいものですが、これもまき水が下へこぼれたり、砂や土が落ちたりしないように気をつけることが大切です。
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